民館だより

子どもたちの健やかな成長のために
青少年育成町民会議会長 松宮 忠夫

  多賀町民憲章には、『清くたくましい青少年の育つ健全な町をつくります』とうたわれています。青少年は明日の多賀町を創り、支えていく担い手です。この町民会議は、これら青少年のかかえる諸問題の重要性を考え、町民の総意を結集して健全育成を図ることを目的として、昭和44年に設立されました。その後各時代の社会状況の中で目的達成のため活動され、多くの成果をあげてこられました。
 この会の役員は、町内各地域代表、団体代表者等によって構成され、会員として全戸から一般会費をいただくとともに、町内有志者(特別会員)からいただく特別会費によって運営を致しております。まさに町をあげての御支援によるものであります。本会はこの期待や要望にこたえていくため、たゆまぬ努力を続けていかなければならないと考えております。
 時代は流れ、環境の変化はあっても、青少年の純粋な気持ちと真理や正義を求めてやまない心意気に変わりはありません。多感なこの年代は、純粋であるが故に反抗することがあります。意志の弱さは集団を組むことによって慰め合い、非行という反社会性を帯びた行動をとります。自立した生きる意欲に満ちていながらどこかで大きなやさしさを期待し、親や社会に甘えるという不安定さを持っているのです。
 この大切な時期こそ適切な助言と指導によって、人間として立派に成長していくための強い意志と忍耐力を培っていかせねばなりません。今、国際化の時代といわれる中で改めて、日本という国に生きて、豊かな日々を送りながら、それを喜びとする心を持たず、不平、不満と屁理屈に人生の尊い時間を費やしていてはならないことに目覚めさせねばなりません。
 本会の組織は、総務部・社会環境部・家庭教育部・青少年部の各部からなっております。
 総務部では、会員の募集と財源確保に努めるとともに、育成大会の実施・善行者、団体の表彰をおこなうとともに、講演等を実施し役員研修をおこなっております。本町の姉妹町である鹿児島県伊集院町との交流では、大きな成果をあげてまいりました。
 社会環境部では、青少年にとって望ましい環境をつくっていくために努力を続けております。一昨年より取り組んでまいりました青少年にとって有害な図書等の自動販売機の撤去運動については、地元敏満寺をはじめ町民のみなさまの広範にわたる御支援をいただくとともに、町当局の御尽力・関係諸機関の御指導や御助言により、今回撤去のはこびとなりました。みなさまに厚くお礼申し上げます。
 家庭教育部会では、子育てにおける家庭の任務の大切さを喚起し、保育園・幼稚園の入園時に『子育てカレンダー』を配布し、養育の資料としてもらっております。また、字別懇談会にも参加し、ともに望ましい家庭教育のあり方をめざして活動を続けております。
 青少年部会では、非行防止のパトロールの実施や、多賀町六年生の集い等をおこない、親と子の活動の場をもってまいりました。また、青少年育成大会には小中学生による「主張発表」・「体験発表」をおこなっております。ここでは人間としてのあり方や、望ましい社会を考えるたくましい青少年の姿を示してくれました。
 新しい年度を迎え、各部会ではこれら諸活動の充実に向けて取り組んでまいります。
 親は、子にとって人生の教師であります。子どもたちに、社会生活での正しい判断力を身につけさせるのは、平素の親の行動や指導によるところが大きいと思われます。ややもすれば大人が引き下がりがちになり、子どもにすべてをゆだねてきたきらいはないか、振り返り考える必要があると思います。
 「大人が変われば、子どもも変わる」のスローガンのもとに、家庭や地域の教育力を高めていきます。我が多賀町は美しい自然に恵まれ、清らかな心をはぐくむ社の町です。大人も子どもも多賀に生まれ、多賀に生きることに喜びと誇りを感じる日々を送っていきたいものです。
 教育は人格を陶冶することであり、このことは人間の品格を高めていくことにあると考えます。これは家庭・社会・学校が一体となってこそ成果があがるものであり、本会はこの大きな目標のもとに一層の努力を続けていきたいと考えます。

2002.tagatown.jp