人権の視線【じんけんのしせん】

あ だ な  小学二年生


「あきよちゃんが
あだなを いわれてこまっています。」
と ぎちょうの
ますいくんが いいました。
あきよ「わたしは あきかんと いわれるのが いやです。」
みか「わたしも みかん みかんと からかわれます。」
がっきゅうかいでは
「あだなを いうのは やめよう。」
と いう ことになりました。
ところが
また あだなの ことが
もんだいに なりました。
みかちゃんと
すみこちゃんが
「みかんちゃん。」
「すみれちゃん。」
と いいあって
おもしろそうに
あそんで いたからです。
あだなを いうのは
ぜったい やめよう。
あだなに よっては
いっても よい。
と いう いけんに
わかれました。

 

●あだなを問題にするときは、「いう側」と「いわれる側」の気持ちをぬきにしては考えられません。ただ単に、あだなをいうことは悪いことだと決めつけるのではなく、どんなあだなが、どうして悪いのかについて考えていかなければなりません。たとえば、身体に関係のあること、家の人の悪口、人をみさげるあだなは、悪いものです。いずれにせよ、呼ばれる側の気持ちを第一に尊重することに気づきましょう。
●奈良県同和教育協議会編『なかま』2年用と鈴木祥蔵・今野敏彦他編「人権教育読本・せいかつ・1年用」明治図書によります。
読本 じんけんの詩(明石書店)編著 今野敏彦  さし絵 美馬須美子  から

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