ぼくのおとうさんは
おかあさんを
「おい」とよびます。
おかあさんは
「はいっ」とこたえます。
ぼくのおとうさんは
ぼくのことを
「洋一」とよびます。
ぼくは「はい」とこたえます。
先生が はなしてくれました。
「友だちを
『おい』とよんではいけないよ」と。
ぼくのおとうさんは なぜ
おかあさんの なまえを
よべないのかなあ
おとうさん おしえて。

自分の妻を「おい」と呼ぶ方々は「『おい』は愛称だ」と弁明するかも知れません。でも、「おい」は上位者であることを確認する下位者への蔑称だといえます。
人権読本 じんけんの詩(明石書店)
  編者 今野敏彦 / さし絵 美馬須美子から

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