どうすれば
農業被害を防ぐことが
できるのでしょうか。



もう一度ご確認を

 もっとも基本的で重要な対策は、サルをできるだけ農地から遠ざけるように、集落や農地周辺を点検し、サルに正しく接することです。

サルとの正しい接し方
1餌をやらない
 サルに餌をやることは、サルが人の食べ物の味を覚え、人間を怖がらなくなるため、農作物の被害を増加させます。絶対に餌をやらないようにしましょう。
2集落や農地を怖いと教える
○集落や農地に出てくるようになったサルは、すぐに追い払わないと徐々に人間を怖がらなくなります。サルは人間を見分ける能力があるので、集落や農地でサルを見たときは、すぐに地元の人が中心となって追い払いましょう。
○農地を餌場として覚えさせないために、収穫時期だけでなく、年中追い払うようにしましょう。
○サルは人間と犬が苦手です。農地の裏山に積極的に入ったり、犬をつれて朝の散歩や農地の見回りをしたりするようにしましょう。
集落や農地周辺の点検
○野菜くず等の生ゴミを農地や山際に捨てるのは、サルへの餌づけと同じです。いつ来ても餌があると学習すると、年中農地へ出てくるようになります。野菜くず等をそのまま捨てないようにしましょう。
○収穫の終わった農作物やサルにやられた農作物は、そのまま畑に残さず処分しましょう。
○お墓にくだものを供えることも、そのまま放置すれば、サルへの餌づけと同じです。お供えは持ち帰りましょう。
○カキやクリ、桑の実はサルの大好物です。実は一斉に収穫するか、不要な木は切り倒しましょう。
○サトイモやトウガラシ、ゴボウ、ゴーヤーなどサルが嫌いなものを畑の周りに植えたり、スイカやカボチャは立体栽培にしたりするなど、作付け方法を工夫しましょう。

群れごとに適した被害対策をすることが必要です
 ニホンザルは、群れごとに性質が異なります。ニホンザル保護管理計画では、3つの基準により群れを分類し、分類ごとに被害対策の方針を決めています。具体的な被害対策については、各地域振興局および大津林業事務所単位で組織する協議会において決めることになります。
1被害対策の方針
 もっとも基本的で重要な対策(サルと正しく接し、集落や農地周辺を点検)を行ったうえで、群れによっては発信機を使った追っ払いや柵の設置が有効であるとしています。さらに、それでも被害が防止できない群れについては、捕まえて殺すことによって被害の減少を試みることになります。
2群れ分類の基準
 1.集落・農地の割合
 ○サルの群れの行動域(なわばり)に占める集落・農地の割合が高くなると、被害が起こりやすくなると考えられます。
 2.森林の植生
 ○サルの群れが農作物に依存しないためには、山に食べ物があることが重要なので、山にどのような種類の木が生えているかを基準にしています。
 3.加害レベル
 ○サルは集落や農地へ頻繁に現われるようになるとともに、人なれの程度が進み、被害が増加します。

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